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ヴェニスの商人

ヴェニスの商人 [DVD]ヴェニスの商人 [DVD]
(2006/04/05)
アル・パチーノジェレミー・アイアンズ

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†††マイケル・ラドフォード監督作品
シャイロック:アル・パチーノ
アントーニオ:ジェレミー・アイアンズ
バッサーニオ:ジョセフ・ファインズ
ポーシャ:リン・コリンズ
†††2004年 アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス
********    ********


まあ、有名過ぎる程有名なので、話の大筋はほとんどの方が知っていらっしゃるかと。まず注目すべきは俳優陣、アル・パチーノのシャイロック、ジェレミー・アイアンズのアントーニオ、ジョセフ・ハインズのバッサーニオと言うだけでちょっと見たくなる感じ。しかもイタリアの風景がふんだんに見れ、それもどこを切り取っても絵画の様な美しさ。

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いや、確かにシェークスピアだもんで多少(多分原作よりは短いと思う)台詞は長い、役者さんにとってはやりがいあるだろうけどねえ、どの話とは言わんけど、瀕死の状態で1ページ半くらいしゃべってるから。ユダヤ問題は奥深そうなので、また下で触れるとして、虐げられて絶望と攻撃的な眼差しのシャイロック、何だかやたらとくたびれてるアントーニオに楽天的でお調子者のバッサーニオ。このアントーニオとバッサーニオが親友とは、一種の凸凹コンビ?いや、アントーニオの献身には何やらアヤしげな雰囲気が漂わないでもない、アンタ尽くし過ぎ。自分の財産は放蕩で使い果たし、金持ちの美女に求婚するためにアントーニオが献身的なのを良い事にその名前を借りてイソイソとよりによってアントーニオと仲の悪いシャイロックに借金に行き、見事金持ち美女のポーシャをゲットし、そのポーシャが親友の窮地を救ってくれるなんて、バッサーニオってなんてお気楽で運の良いヤツなんでしょう。それにひきかえ、ユダヤ人と虐げられ、妻を亡くし、娘は財産持ってカケオチし、裁判では負けて財産を取り上げられるシャイロックはそれこそ踏んだり蹴ったりです、ああ、でも人生ってそんなものかしら。

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 ジェレミー・アイアンズの解釈では、アントーニオは、事業で成功はしているが、私的な事を全て犠牲にして来て必ずしも幸福ではない、浪費家で楽天的で人生を楽しむバッサーニオに憧れている、バッサーニオは逆にそういうアントーニオの好意を利用しているフシもあるが、また彼の献身によって愛や許しの本質に触れ、ポーシャと結ばれる。やっぱコイツ(バッサーニオ)が一番オトクだわ。誰かシャイロックを救ってやれー。

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 一方、ポーシャは非情に現代的な女性。とにかくとてつも無い財産があるワケで、各国の王族貴族が求婚に訪れる、しかしポーシャは金は無くとも若くてハンサムなバッサーニオ(生まれは高貴)を既に選んでおり、運命もポーシャに味方する。
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おまけにその純粋で力強い愛の力と男性諸子を圧倒する知性でもって、夫の親友を救い、ちょっとした悪戯まで仕掛けるのである、バッサーニオは多分一生頭が上がるまい、まあこれくらいの苦労はしてもらわんとね。
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