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ブーリン家の姉妹

ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]
(2009/04/01)
ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソン

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†††ジャスティン・チャドウィック監督作品
アン・ブーリン:ナタリー・ポートマン
メアリー・ブーリン:スカーレット・ヨハンソン
ヘンリー八世:エリック・バナ
キャサリン・オブ・アラゴン:アナ・トレント
†††2008年 イギリス
********    ********

予告見て「これは見なければ!」と久々に思った1本。
 基本的にコスチュームプレイ(notコスプレ)は好きなのですが
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンですよ、でも、そ
れなのに市内中心部の映画館での上映は無し?前だったらこの
手の映画は、シネツインやサロンシネマでやってたのに、この所
この2館にもあまりソソられる映画が来ない。
 そ言う訳で、ラルクのパリ中継以来、バルト11にやって来ました。

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 や、映画は非常に面白かったですよ、その前に史的展開がどう
なのかと言うと、誰が誰の子で、とか同じ名前の人が何人も出
て 来たりして非常に紛らわしい訳です。だから、このメアリーが
どの メアリーだとか、そういう事はちゃんと把握してないとこんが
らがって 変な歴史になってしまう。
 メインに出て来るのは、生涯のうちに6人の妻を迎えた事で有名
なヘンリー八世。
 最初の妻、スペインからやって来た「アラゴンのキャサリン」は
女の子を一人産む、これがメアリー(ブーリン家のメアリーとは別)
その「アラゴンのキャサリン」を蹴落として妻になったのが「アン・
ブーリン」、その前に愛人となり、男の子を一人産んだのがメアリ
ー ・ブーリン、この子は男の子でこれもまた「ヘンリー」この子は
「た だのヘンリー」、「アン・ブーリン」の産んだのが「エリザベス」
後の 「エリザベス一世」、「アン・ブーリン」処刑後に妻になったの
が 「ジェーン・シーモア」、その子供が「エドワード」、後の「エドワー
ド六世」。
 つまり、順番としては
ヘンリー八世
  ↓
エドワード六世(ジェーン・シーモアの子)
  ↓
メアリー一世(アラゴンのキャサリンの子)
   ↓
エリザベス一世(アン・ブーリンの子)
となります。メアリー・ブーリンの子は、どこまでも「愛人の子」とさ
れ メアリーがその後再婚した事から歴史には登場しない様です。
 一方、魔女として処刑されたアン・ブーリンですが、後のエリザ
ベス 一世の母として、今では尊敬の対象となっているとか。
 実際のアンは美しい女性では無かったそうですが、フランス風の
作法を身に付け、賢かった彼女はイングランド宮廷で注目の的で
した。

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 で、映画。いや、史実をおいても映画としての醍醐味と言うか見
事 なドラマに仕上がっています。勝ち気で利発で野心もあるアン
と、素朴 で大人しく心優しいメアリー、性格も容姿も正反対の2人
(実際似て無 い姉妹だったらしい)を、またイメージにぴったりの2
人の女優が見事に 演じています、追い越し、追い越され、交錯す
る運命の姉妹間の複雑な愛憎の襞もお見事なもの。
 最後の最後まで、威厳のある女王「アラゴンのキャサリン」を演じ
た アナ・トレントも素晴らしい。
アナ・トレントと言うと、あのビクトル・エリセの「ミツバチのささやき」
の子役で一躍有名になった彼女です。
ひーーーー、いつの間にかこんなオトナになっとる!!
 また、ヘンリー八世も肖像画の様なメタボなおっさんではなく、若
々しく 逞しくイケメンのエリック・バナ、政治もやって戦争もやって、
女も一杯つくって、子供も一杯つくって、王様もなかなか大変な仕
事であります。
宮廷中の男の視線を集めるアンを自分のものにしようと、ヘンリー
八世は色々と画策するワケですが、もちろんアラゴンのキャサリンが
退く訳も無く、愛人で終わる気の無いアンも易々とヘンリーに身も気
も許しません。そうでなくても、キャサリンは民衆に非常に人気があ
り、美しくも無いアンに熱を上げる王が理解出来ず、民衆は「アン・
ブーリンは魔女だ」と、彼女を忌み嫌います。
何故キャサリンが民衆の圧倒的な支持を得ていたかと言うと、ヘン
リーが大した事の無い戦争に出掛け、野営地でばか騒ぎをしてい
る間にスコットランド軍がイングランドを襲いました。その時、自ら戦
略を立て先頭に立ってイングランド軍を盛り上げ、見事敵を撃破し
た、美しく勇敢で賢い、正に女王としての全てを備えていたからです。
 ただ一点、世継ぎの男子を産まなかったと言う事以外は。

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 印象的だったのは、アン・ブーリンは王妃になってもずっとゴールド
でB の文字を象ったトップの付いたネックレスを付けてるんですよ
「ブーリン」 のB、これを外すのは最後、斬首される時だけ。
 これまた印象的だった、アンとメアリーの母レディ・エリザベス・ブー
リン の言葉「男に実権を握らせている様に見せて、裏で男を上手く
操るのが 女の奥義です。」

 オォオオォォォォ(●・◇・●)ォォォオォォオ


結局、アンがヘンリー八世をカトリックからプロテスタント寄りのイン
グランド国教会にさせた事が、後々への影響が大きかったので、ア
ン・ブーリンのやった事は意外に歴史的にも意味があったんですね。
 豆知識として興味深いのは、最初の妻「アラゴンのキャサリン」の子
メアリー一世は、イギリスをカトリックに戻そうとして、反対派勢力を
ことごとく処刑したので「ブラッディメアリー」とあだ名を付けられた
かのカクテルの名前はここから来てるんですね。
 そして、そもそもの企てを考えた野心家のノーフォーク公(アンとメ
アリーの 叔父)は、その後反逆罪で孫の代まで処刑された……って
この話強烈
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